貯金4,000万円ある人は資産運用で増やそう
貯金4,000万円ある人は、少しずつでも資産運用をして資産を増やしていくべきです。なぜなら、今の時代は銀行に預けておいてもほとんど利息がつかず、メリットが少ないからです。
昔は銀行の金利も高く、定期預金も資産運用の一つと言えましたが、2021年現在の大手メガバンクの定期預金金利は0.001%となっています。つまり4,000万円を1年間預けた場合、わずか400円しか利息がつかないということです。
一方で資産運用をすれば、年間1〜10%程度の利回りが期待できます。自分の将来の人生を設計し、目的に合わせた運用ができる商品を選択しましょう。
貯金4,000万円あればセミリタイアも可能
貯金4,000万円あれば、セミリタイアも可能であると言われています。セミリタイアとは、正社員などのフルタイムの仕事を定年退職前に辞めることをいいます。
ただし無職やフリーターとは違い、勤務時間や勤務日数に融通の効く仕事で生計を立てるという意味合いが強いです。自分のやりたいことに時間を費やすことができるため、自分らしく生きることができます。
セミリタイアをするのに必要な貯金額は、セミリタイア後の生活費や収入にもよりますが、およそ3,000〜4,000万円が1つの目安になると言われています。
3,000万円でセミリタイアできるかどうか詳しく知りたい方は「貯金3,000万円でセミリタイアできる?できる人の特徴や注意点を紹介!」も参考にしてください。
https://hedgefund-direct.net/column-test/semi-tire-3000/
貯金4,000万円での資産運用シミュレーション
貯金4,000万円で資産運用した場合、どのように資産が増えるのかシュミレーションしてみましょう。4,000万円に利息1%、3%、5%、10%がついた場合、1年後、3年後、5年後、10年後、20年後の利回りがどのようになるかを紹介します。
利回り | 1年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 |
---|---|---|---|---|---|
1% | 4,040万円 | 4,121万円 | 4,204万円 | 4,419万円 | 4,881万円 |
3% | 4,120万円 | 4,371万円 | 4,637万円 | 5,376万円 | 7,224万円 |
5% | 4,200万円 | 4,631万円 | 5,105万円 | 6,516万円 | 10,613万円 |
10% | 4,400万円 | 5,324万円 | 6,442万円 | 10,375万円 | 26,910万円 |
上表を見てわかるように、例えば4,000万円を利率5%で10年運用すると、6,516万円となります。複利運用をすることで、利息で増えた分が次年度以降元金に加算されるため、雪だるま式に資産を増やせます。
また、4,000万円が2倍になるのにかかる期間は、利回りごとに以下の年数になります。
利回り | 資産を2倍にするまでにかかる年数 |
---|---|
1% | 72年 |
3% | 24年 |
5% | 14年5か月 |
10% | 7年3か月 |
20% | 3年8か月 |
自分の資産運用の目標金額に合わせて、どの利回りでどのくらいの年数運用し続ければ良いのかの目安にしてみましょう。
また、4,000万円以外の資産額で運用した場合のシミュレーションが知りたい方は、以下のリンクをチェックしてみましょう。
※シミュレーションは理論的な計算値で、実際に発生する税金や手数料などを考慮していません。
貯金4,000万円を運用するときの2つの注意点
貯金4,000万円を運用するときの注意点を2つ紹介します。大きな金額なので、どのようなことを心がけながら運用していくべきか事前に確認しておきましょう。
資金を減らさないことを心がける
まずは4,000万円という大きな資金を減らさないよう、できるだけリスクを抑えながら運用することが大切です。投資にはリスクがつきものですが、仕組みを理解すれば大きな損失を防ぐことができます。
その代表的な方法として、投資先を分散する「分散投資」があります。例えば株式に投資する場合、1つの銘柄にまとめて投資するよりも、銘柄を分けて投資することで全体の資産変動リスクを抑えることができます。
生活資金には手を出さない
資産運用する際には、生活資金には手を出さないようにしましょう。生活資金とは、近い将来使い道が決まっている、生活に必要なお金のことを指します。
もし生活資金で資産運用をした場合、必要な時に必要なお金を準備できなくなるほか、運用に失敗したときに生活に影響が出てしまいます。そのため資産運用する際は、必ず余裕資金で行うようにしましょう。
貯金4,000万円の資産運用|ポートフォリオの組み方例
ポートフォリオとは、金融資産の組み合わせのことを指します。
4,000万円の資産運用におけるポートフォリオの組み方の例として、「不動産投資:30%、REIT(不動産投資信託):20%、株式投資:10%、投資信託:10%、ヘッジファンド:30%」などがあります。以下で、分散投資の対象となる金融商品を紹介します。
不動産投資
不動産投資とは、土地や建物などの不動産を購入し、賃貸に出すことで利益を得る運用方法です。不動産の購入には初期費用が掛かるため、しばらくの家賃収入は初期費用と相殺される形になります。
しかし損益分岐点を超えてからは、毎月の賃料収入によって安定した収入を得ることができます。立地等にもよりますが、不動産投資の期待利回りは4%以上となっています。
また、不動産所得がマイナスになった場合、所得税の損益通算をすることができるため、節税効果も期待できます。
REIT(不動産投資信託)
REITとは、不動産を投資対象とした投資信託のことを指します。不動産そのものを購入する費用がなくても、少額から始められる点が魅力です。
また、複数の不動産に分散投資することになるため、投資リスクを抑えられます。さらに実物の不動産とは異なり、換金性が高いこともメリットです。
ただし、運用には信託報酬などの手数料が掛かります。また、保有するREITが上場廃止になった場合や運営元が倒産した場合は、取引が困難となり価格が下落するリスクもあります。
また、J-REITについて詳しく知りたい方は「J-REIT(リート)とは何か?専門家がメリットデメリットを徹底解説」もぜひ参考にしてください。
株式投資
株式投資とは、企業が資金を集めるために「株式」を発行し、それを投資家が購入して出資者となる投資手法です。株価は企業の業績や投資家の先行き予想によって変動し、その値上がり益を期待する方法です。
株式は、投資手法の中ではミドルリスクミドルリターンに分類されます。期待利回りは年間5~6%となっています。また、長期間運用することで値動き幅も小さくなる傾向にあるため、時間の分散もしながら長期的視点で運用することをおすすめします。
投資信託
投資信託とは、投資家から集めた資金を投資運用会社が運用する金融商品です。投資先は株式や債券、不動産(REIT)などさまざまで、プロが運用してくれるため初心者でも始めやすいのが魅力です。
また購入資金も1万円前後からと、他の商品に比べて少額から投資できます。期待利回りは3~5%と、選ぶ商品によって前後します。ただし他の商品と同様に、投資先の資産の値動きによって価格変動リスクがあることは心得ておきましょう。
投資信託について詳しく知りたい方は「【投資信託とは何か】初心者にもわかりやすく簡単に説明!」もぜひ参考にしてください。
https://hedgefund-direct.net/column-test/investment-trust/
ヘッジファンド
ヘッジファンドとは、市場価格が上がっても下がっても利益を追求することを目標に運用する商品です。投資信託とよく似ていますが、投資信託が公募形式であるのに対し、ヘッジファンドは私募形式である点が大きく異なります。
またヘッジファンドは、下げ相場でもさまざまな運用手法を取り入れて運用するため、平均利回りが10%以上を狙えるというメリットがあります。
一方で最低預入金額が高く、富裕層や機関投資家でなければ購入することができません。具体的には最低1,000万円以上と設定されているため、4,000万円の貯金のうち30%以上はヘッジファンドに投資することとなります。
そのためファンド選びが非常に重要であり、実績があり信頼できるファンドを探すようにしましょう。
ヘッジファンドについて詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何か簡単に解説!投資信託との意味の違いは?」をぜひ参考にしてください。
https://hedgefund-direct.net/column-test/hedge-fund
貯金4,000万円の資産を10%の利回りで運用したい方は?
ここまで見てきた通り貯金4,000万円の方の資産運用の方法はさまざまです。自身の目標に合わせて、余剰資金内でポートフォリオを組むことが大切です。一方で「ある程度のまとまった資産を10%の利回りで運用したい」という方も少なくありません。
そんな方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは貯金4,000万円の資産を10%の利回りを実現するために、プロの投資家がさまざまな金融商品を組み合わせて運用するので、あなたのニーズを満たす資産運用を実現します。