ジムロジャーズ氏が語る、暴落に備える方法とは

シンガポール在住のジムロジャーズ氏は、1973年にジョージソロス氏と共同でクォンタムファンドを設立し、10年間で3365%のリターンを得た伝説的な投資家です。

ドットコムバブルやリーマンショックなど波乱の時代を生き抜いてきたロジャーズ氏が、今の楽観的な市場に警鐘を鳴らしています。

彼が暴落を予測する理由と、危機に備える方法を解説します。

目次

暴落を予測する理由

ロジャーズ氏が暴落を予見する根拠を2つ紹介します。

①バブルがはじける「予兆」

バブルが永遠に続くということはあり得ません。

2008年秋にリーマンショックが起こる直前にも、世界は楽観的なムード一色でした。

当時問題だったのは、世界中で負債が積み上がっていたことです。政府、金融機関、個人などあらゆる分野で負債が膨れ上がっていました。

ロジャーズ氏は「こんなおかしな状況が続くわけがない」と何度も警告していましたが、誰も耳を貸さなかったそうです。

リーマンショックの前に、実はバブル崩壊の兆しは多くの場所で観測されていました。

  • アイスランド&アイルランドの金融・不動産バブル崩壊(2007-2008年)
  • 英国ノーザンロック銀行がサブプライムローン参入直後に経営危機に陥る(2007年)

1つ1つは大きな問題に見えないような出来事でも、こういった「小さな予兆」がその後の深刻な金融危機につながりました。

現在の世界経済でも、以下のような「予兆」が見られるとロジャーズ氏は述べています。

  • ラトビアでの大手銀行破綻(ABLV銀、PNVバンカ)
  • アルゼンチンのデフォルト
  • インド経済の停滞

全世界的な危機に繋がるかは不確定ですが、予兆が増加している事実には注意する必要がありそうです。

②債務拡大

世界中で大規模な金融緩和政策が行われており、政府の債務残高は年々拡大しています。

リーマンショック時にはほとんど負債を抱えていなかった中国も現在では多額の債務を背負っています。

※政府債務残高、IMFより作成

企業・家計の債務も増加しており、信用リスクは過去最大に拡大しています。

中国はリーマンショック直後に蓄えていた資金を使うことで成長し、世界経済の回復を助けました。現在では新興国の債務残高も増えており、暴落が起きた際の経済へのダメージはより大きくなりそうです。

過去の暴落時に儲けた人たち

暴落が起きると、必ずそれを利用して利益を生み出す投資家が存在します。過去の暴落を利用してリターンを得た投資家の行動を紹介します。

①1930年代世界恐慌

1.4兆ドルを管理する大手運用会社であるフランクリンテンプルトンの創始者、ジョン・テンプルトン氏は、世界恐慌直後にニューヨーク証券取引所で1株1ドル以下の104社の株式に投資しました。

そのうち30社以上の企業は倒産しましたが、残りの約70社の株価は大幅に上昇。

1942年に売却し、莫大な利益を得ました。現在は割安株で運用するバリュー投資家として世界に名を馳せています。

②2008年リーマンショック

リーマンショック時にもテンプルトン氏と同じく暴落後の割安株投資で利益を得た投資家は存在しますが、株価下落そのものを利用してリターンを上げたのがヘッジファンドです。

ヘッジファンドは1949年にアルフレッド・ジョーンズが立ち上げたものが世界初とされており、空売りやレバレッジ等を活用することで相場に関係なく実績を残すことが可能です。

世界でもトップクラスのヘッジファンドは、リーマンショック時に下記のような値動きとなりました。

※2008年1月を100として比較

暴落時にどう行動するべきか

では、危機が起きた際にどのように行動するべきなのでしょうか?3点ほど紹介します。

①何が起きているかを知ること

不正確な情報や周りの雰囲気に流されて行動して良い結果にならなかった場合、自分で何をしたらよいかわからなくなってしまいます。

SNS等で簡単に情報を集められる時代ですが、事実をベースに自分の考えを持って運用することで適切な行動が出来るようになります。

②賢い投資家の立ち回りとは

「自分が良いと思える投資対象を見つけて、それが上手くいくと確信できるまで待ってから投資する」ことが良い運用を行うコツです。

雰囲気に流されて何もわからずに投資するのではなく、自分で調べた投資対象であれば売買のタイミングや状況判断を行うことが出来ます。

特に暴落で相場が悲観的になっている時は、投資の大きなチャンスとなっている可能性も高くなります。平時から投資対象を見極め、チャンスを逃さず冷静に投資することで良い結果を残しやすくなります。

③「賢い投資家」に運用を任せる

とはいえ、自分で世界情勢や各種データをチェックすることはかなり大変な作業です。

相場はプロアマ問わず同じ土俵で戦うことになるため、賢く優秀な投資家に運用を任せてしまうという選択肢が現実的と言えそうです。

ファンドと名の付くものは世界中に約10万本存在しています。

その中で長期的に優秀な実績を残しているファンドマネージャーに資産運用を任せることで、相場に関係なく効率的に資産形成を行うことが出来るのではないでしょうか。

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