貯金5,000万円ある人は資産運用で1億円を目指そう
貯金5,000万円ある方は、何もしなくても毎年100万円もの資産が目減りする可能性があることをご存知でしょうか。
日銀は毎年のインフレ(物価上昇)目標を2%に設定しています。つまり裏を返すと、あなたの5,000万円は、翌年4,900万円の価値に目減りする可能性があることを意味します。
一方で貯金5,000万円を適切に運用することができれば、1億円という大台を目指すことが可能です。インフレリスクに備えつつ資産を着実に増やすためには、資産運用を適切に行う必要があります。
とはいえ、貯金5,000万円の運用で10%損をすると、500万円の損失になります。このように投資額が大きくなると万が一の損失額も大きくなりますので、5,000万円の資産がある方は大きなリスクを取るのではなく、堅実な分散投資で守りの運用を行うことが重要です。
貯金5,000万円での資産運用シミュレーション
資産運用のリターンは、運用利回りと運用期間の2つで決まります。
ここでは貯金5,000万円で資産運用したときに、どのように資産が増えるのかシミュレーションしていきます。具体的には5,000万円を利息1%、3%、5%、10%のときに、どのように増えるのか紹介していきます。
利回り | 1年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 |
---|---|---|---|---|---|
1% | 5,050万円 | 5,152万円 | 5,255万円 | 5,523万円 | 6,101万円 |
3% | 5,150万円 | 5,464万円 | 5,796万円 | 6,720万円 | 9,031万円 |
5% | 5,250万円 | 5,788万円 | 6,381万円 | 8,144万円 | 13,266万円 |
10% | 5,500万円 | 6,655万円 | 8,053万円 | 12,969万円 | 33,637万円 |
上の表を見ると、5,000万円を3%で20年間運用した場合、9,031万円まで資産を増やすことが可能です。
そして5,000万円を1億円にするには、「5%の利回りの場合は15年弱」、「10%の利回りの場合は8年弱」の期間が必要です。
つまり一定の利回りで長期間運用できれば、1億円という目標値を達成することが可能ということがわかります。
また利回りを上げれば短期間で1億円を達成できますが、その分リスクも高くなります。そのため、ご自身のリスク許容度に合わせた投資利回りを設定することが大切です。
また、運用金額が5,000万円以外の場合の資産運用シミュレーションについても知りたい方は、以下の表を参考にしてください。
※シミュレーションには運用によって発生するコストや税金は含まれていません。
貯金5,000万円ある人は自己運用するべき?プロに任せるべき?
資産運用では、5,000万円を自己運用する方法とプロに任せる方法の2つがあります。
自己運用は、運用手数料を低く抑えることができるのがメリットです。一方で自己運用には投資知識や経験が求められます。知識や経験がない方は失敗するリスクが高く、損失額が大きく膨らんでしまう可能性があります。
次にプロに任せる運用では、プロが資産運用を行うので、自己運用より大きなリターンが期待できます。またプロに任せると、資産運用に関する勉強や取引の手間がほとんどかからないのもメリットと言えます。
その一方で、プロに任せる運用では手数料が高くなる可能性があります。そのため、手数料がどのくらいかかるのかを事前に確認する必要があります。
このように自己運用とプロに任せる運用は一長一短ですが、投資経験が浅い方や失敗したくない方は資産運用のプロに任せた方が安心です。
貯金5,000万円の資産運用|ポートフォリオの組み方例
5,000万円の大きな金額の資産運用では、リスクを低減するために必ず分散投資する必要があります。
分散投資をすることで、一つの銘柄で損失が発生しても他の銘柄でカバーできるというメリットがあります。一方で一つの銘柄に集中投資してしまうと、万が一失敗した場合は、取り戻せないほどの損失を抱えてしまう可能性があります。
また分散投資では、ポートフォリオを組むことが必要です。ポートフォリオとは、性質の違う銘柄を組み合わせることでリスクを分散することを指します。
ポートフォリオの一例として、現金25%、外国債券25%、国内株式25%、外国株式25%のようにバランス良く資産を配分することが大切です。
次に、分散投資の対象となる具体的な金融商品を紹介していきます。
株式投資
株式投資とは、企業の株式へ投資を行い株式の売却益や配当を得る投資方法です。
株式投資は、預金や債券と比べると高い配当利回りを得られることがメリットです。加えて企業業績が向上すると、株価の上昇も期待できます。
一方で株式投資は、ボラティリティ(価格の変動度合い)が大きいという特徴があります。そのため、市況の変動で株価が大きく下落するリスクがあります。
そのため、1年で株価が半分になってしまうというのも珍しくありません。どの企業に投資をするかは慎重に選ぶ必要があります。
投資信託
投資信託とは、ファンドマネージャーが投資家から資金を集め、その資金で株式や債券に投資していく方法です。
投資信託では、ファンドマネージャーが運用を行ってくれるので、手間がかからないというメリットがあります。また投資信託は、複数の銘柄に投資するので分散投資がしやすいというのもメリットです。
一方で投資信託は、ファンドの運用手数料がかかります。手数料が高いファンドを選んでしまうと、投資のリターンが大きく目減りする可能性があります。
不動産投資
不動産投資とは、アパートやビルなどの不動産を購入し、賃貸料や売却益を得る投資方法です。
不動産は、借入金を活用できるという特徴があります。レバレッジをかけて運用ができるので、短期間で大きなリターンを得ることが期待できます。加えて株式と比べると、ボラティリティが小さいという特徴もあります。
一方で不動産投資には、空室リスクがあります。日本の人口は年々減少しており、想定以上の空室が発生し、賃料収入が大きく目減りする可能性があります。
プライベートバンク
プライベートバンクとは、金融機関が富裕層向けに資産管理を行うサービスです。一般的には1億円以上の資産の方が対象ですが、5,000万円以上で利用できるプライベートバンクもあります。
プライベートバンクは、顧客の資産が増えるほど手数料が増える仕組みとなっており、金融機関と顧客の利益が一致しています。
一方でプライベートバンクは、資産残高に対して手数料がかかります。そのため運用成績が悪くても一定の手数料が発生し、運用リターンが目減りする可能性があります。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、お金を貸して利子を得たい方とお金を借りたい企業を結びつけるサービスです。インターネット上で貸し借りを行うことから、貸付型クラウドファンディングとも呼ばれます。
ソーシャルレンディングへ投資することのメリットは、利回りが高い点です。一般的に債券は0.1%程度の利回りですが、ソーシャルレンディングでは5%前後の利回りが期待できます。
一方、ソーシャルレンディングは元本保証ではないので、融資先の企業の経営に問題が発生した場合、お金が戻ってこない可能性があります。
ヘッジファンド
ヘッジファンドは富裕層など限られた方からお金を集め、株式や債券などに投資します。
ヘッジファンドのデメリットは、運用手数料が自己運用より高いことです。運用手数料分のリターンが目減りするため、事前に運用手数料をチェックすることが大切です。
一方ヘッジファンドのメリットは、投資のプロであるファンドマネージャーがリスクヘッジを行ってくれる点にあります。相場が急落したときもリスクヘッジをして、平均利回り10%を狙うことができます。
またプロに運用を任せることができるので、ご自身で売買タイミングを図る必要がなく、仕事で忙しい方でも安心して任せることができます。
このように1,000万円以上などまとまった資金を投資できる方は、プロに運用を任せて高い利回りを狙えるヘッジファンドが最もおすすめです。
貯金5,000万円の資産を守りながら資産運用したい方は?
ここまで見てきた通り、貯金5,000万円の資産運用の方法にはいくつもの種類があります。貯金が5,000万円あれば、数パーセントの利回りで運用しても年に数百万円のリターンが期待できます。また、適切な運用を行えば資産を1億円すること可能です。
一方で富裕層限定の金融商品などもあり、どの方法で運用しようか迷っているという人も少なくありません。
そんな方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、あなたの投資目標やニーズに合致した理想的な商品を紹介しているので、納得できる資産運用をサポートします。