医師が資産運用をするべき理由
医師は高所得の職業として知られていますが、その分支出が多い職業でもあります。
中には飲み代や娯楽代に派手にお金を使う医師もいますが、外科医など忙しい診療科の医師になるとお金を使う時間がなく、高級マンションや高級車などにお金を使うケースもよく見られます。また開業医の場合は、医療機器の購入やリースなどで膨大な費用がかかります。
このように高所得である医師の方は、資産運用をすれば資産を大きく増やせる可能性があるにもかかわらず、何かと支出が多いという現状があります。また医師は多忙であることから、資産運用についてじっくり考える余裕がないというのも実情でしょう。
しかし、高所得の医師は有利な条件で資産運用ができるので、何もしないでいることは非常にもったいないです。医師であるからこそ資産運用をするべきであり、以下ではその理由についてわかりやすく解説します。
給料水準が高く運用できる資産が大きいから
医師は給与水準が高く、資産運用に回せる資産も大きいので、運用することで増えていく金額も大きくなります。
例えば元手が100万円の場合、年率5%で運用をしても利益は年間5万円にしかなりません。一方で元手が3,000万円の場合、年率5%で運用すると年間150万円の利益が得られます。
さらに、年率10%以上の利回りが期待できるヘッジファンドのような金融商品は、1,000万円以上が最低預入金額となっていたり、所得制限があることもあり、富裕層でないと購入できないケースが多いです。
しかし、高所得の医師はヘッジファンドのような金融商品も購入することが可能で、他の職種の方よりも有利な条件で資産運用ができます。
体が資本の職業で体調を崩すと収入がなくなるから
医師は体が資本の職業であり、体調を崩してしまうと収入が途絶えてしまいます。しかし本業以外でも収入があれば、もしもの時に備えられます。そこで、副収入を得るための手段として資産運用をおすすめします。
高所得の医師は資産運用で増やせる金額も大きいので、仮に病気になって働けない期間があっても、生活水準を落とさずに余裕のある生活を送ることができます。体調を崩してから資産運用を始めるのではなく、健康なうちから始めておくと安心できます。
実際に東京都の小金井市にある「大見医院」の院長である大見貴秀氏は、ご自身が体調を崩したことをきっかけに資産運用について本格的に考えるようになったと述べています。
資産形成を始めて6年になります。始めるきっかけは、2度も体調を崩し、病院を辞めざるを得なかった経験が大きいと思います。もし、再度体を悪くして働けなくなったらどうするか、収入がなくなったらどうするか、将来の医師として生活に不安を抱き、いまできることは何かを考え始めたのです。そのときに、給料収入の他に収入源をつくっておけば安心だろうと思い、資産形成の勉強を始めました。
金融リテラシーが低い方が多いから
医師は一般のサラリーマンよりも金融リテラシーが低いことが多く、低金利のままで資産を放置しているケースが多く見受けられます。資産運用をすれば資産を大きく増やせるチャンスがあるにもかかわらず、何もせずに放置しておくことは非常にもったいないです。
医師の金融リテラシーが低い理由としては、本業が忙しく、資産運用についてじっくり考える余裕がないことが挙げられるでしょう。
しかし、金融商品によってはプロに運用を任せることが可能です。プロに運用を一任することで、本業が忙しくても資産を増やせるチャンスが得られます。
まずは資産運用にはどのようなものがあるか、運用方法別の特徴について知りたい方は「資産運用とは?運用方法や投資種類の特徴をわかりやすく解説!」をぜひ参考にしてください。
https://hedgefund-direct.net/column-test/asset-management/
医師におすすめの資産運用5選
積み立てNISA
積み立てNISAは、年間40万円まで非課税で投資できる制度であり、節税対策になるため医師におすすめです。積み立てNISAの投資可能期間は最長20年であり、40万円×20年で最大800万円まで非課税になります。
医師の中でも、開業医はさまざまな方法で節税ができますが、勤務医は有効な節税対策が限られています。最大800万円まで非課税になる積み立てNISAは、税負担が重い高所得の勤務医にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。
また、積み立てNISAは毎月決まった金額の投資信託を購入して運用しますが、運用商品は金融庁のスクリーニング基準を満たしているので安全性が高いと言えます。
個人型確定拠出年金(iDeCo)
個人型確定拠出年金(iDeCo)は老後資金を積み立てる制度で、節税対策になるため、高所得の医師におすすめの資産運用です。投資対象は投資信託や預金、保険などで、積立期間中の掛け金は全額所得控除の対象になります。
運用益も非課税になるため、多大な節税効果が期待できます。さらにiDeCoは、先ほど紹介した積み立てNISAとの併用が可能なので、両方を上手に活用することが大切です。
ただし、iDeCoは老後資金を準備するための制度なので、60歳にならないと売却できないことには注意しましょう。
不動産投資
不動産投資は賃貸マンションやアパートを購入し、賃貸として貸し出すことで家賃収入が得られる資産運用です。
不動産投資は高所得者の副業として人気が高く、社会的な信頼の高い医師は物件購入時のローンの審査に通りやすいので、医師に向いている資産運用であると言えます。
入居者の募集やクレーム対応などは不動産管理会社に任せることができ、本業が忙しくても資産運用が可能です。また、不動産投資は相続税対策にもなるので、残された家族の生活を守るための手段としても人気があります。
ただし、不動産投資には空室リスクやデフレリスク、金利上昇リスクなどがあり、また資産の流動性が低く換金しにくいというデメリットも存在します。金融リテラシーが低い医師が不動産投資をする際には、専門家からのアドバイスを受けることが大切です。
株式投資
株式投資は、高所得でまとまった資金を準備できる医師におすすめの資産運用です。株式の売買によってキャピタルゲインが得られます。業績が好調だと配当金ももらえるので、キャピタルゲインとインカムゲインの両方のリターン(利益)で資産を増やせます。
また、株式投資をする際はリスク対策が大切ですが、医師はまとまった資金を準備できるため、複数の銘柄に分散投資することでリスクを回避できます。
なお運用をプロに任せたい場合は、ポートフォリオの中に株式を組み入れた投資信託がおすすめです。本人に代わってファンドマネージャーが運用を担当するため、本業が忙しい方や金融知識が疎い方でも資産運用ができます。
ヘッジファンド
ヘッジファンドは、相場の上げ下げに関係なく「絶対収益」を目指せる金融商品です。リスクを回避しながらハイリターンを狙うことができ、高所得者の間で高い人気を誇っています。運用はファンドマネージャーに一任でき、本業が忙しい医師でも資産運用が可能です。
ヘッジファンドは、安定して10%以上の利回りを目指して運用できることが大きなメリットです。株式投資や投資信託の平均期待利回りは5~9%なので、ヘッジファンドでは他の資産運用よりも高い利回りが期待できると言えます。
ただしヘッジファンドで資産運用をするには、最低でも1,000万円以上の預入金額が必要になってきます。そのため、ヘッジファンドで資産運用ができるのは医師などの高所得者に限られますが、預入金額を準備できる方にとってはおすすめできる資産運用です。
ヘッジファンドについて詳しく知りたい方は「ヘッジファンドとは何か簡単に解説!投資信託との意味の違いは?」をぜひ参考にしてください。
https://hedgefund-direct.net/column-test/hedge-fund
資産運用について相談したい医師の方は?
ここまで見てきた通り、医師の方は所得が大きいため、さまざまな手法で資産運用が可能です。一方で「本業が忙しく資産運用に時間が割けないため、プロに相談して任せてしまいたい」という方も少なくありません。
そんな方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは投資のプロが資産運用の相談に乗っているので、医師の方が納得のいく運用成果を実現しています。